英国の大学研究で、カナダのビーバーの生態が環境問題で注目される!? 

Beaver dam protects natural environment
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このところ、地元メディアなどでクリーンエネルギーや環境問題の話題をよく目にします。

BC州のバンクーバー市でも、2019年までに700万本ものプラスチック製ストローがゴミで廃棄の問題がとりあげられ、ちかいうちに議会で、飲料ストローが使用禁止にされるのではないか?と地元バブルティーのお店や飲食店がやきもきしてるようです。(ストローなしで、そのままゴクゴクですかね?)

そんな中で、野生ビーバーがつくる自然ダムが、川の汚染物質を浄化し、土壌の洗い出しを防止する環境効果がある。というちょっと変わった報告がだされました。その珍しい調査レポートを出したのは、英国Devon Wildlife Trust大学です。(ちなみにカナダは国獣がビーバーなので、あちこちにいます。)

こちらが原文、→ http://www.devonwildlifetrust.org/tags/university-exeter

Devon Wildlife Trust

Beavers’ do dam good work cleaning water, research reveals
Wednesday 9th May 2018

実は、私も知らなかったんですがビーバーって、主に北米とヨーロッパに生息していて、日本にはいないらしいです。ネットでもビーバー見た!→南米産ヌートリアだそうです。

ちなみに、ビーバーは和名「海狸」、ヌートリアは「沼狸または海狸鼠」 同じような漢字名でも種類が同じ訳ではないようです。 あと字をみて、あれ?ビーバーって海にいたんだっけ?と疑問がのこりつつ話を先に進めます。 

確かに、比較すると外観はかなり似てますが、しっぽの形が違いますね。

左のビーバーは平べったいヒレのスタイル! 一方のヌートリアはネズミと同じ細くて長いシッポです。 

ビーバーとヌートリア違い

ビーバーとヌートリア違い

この尻尾(鱗に覆われてます)、刺激を受けると尾を水に叩きつけて、家族に対して危険を知らせたり、外敵を驚かせる働きがあるそうです。

ただビーバー、ヌートリアどちらも、体を覆った柔らかい上質な毛皮を目当てに人間に乱獲されてきた歴史があります。特にビーバーの毛でつくったシルクハットは高級品としてヨーロッパで人気ありました。(円筒形の長い帽子、カスター (castor) とも呼ばれ映画とかで昔の紳士が着けてるのを、よく観た記憶があります) 

いまカナダでは保護法が成立し商用の捕獲は制限されています。

もともとヨーロッパで人気あったビーバー毛皮を求めて、北米大陸へどんどん進出したとさえ言われる貴重なビーバーですが、いまでも米国アラスカ州やユタ州のビーバーという市村の名前や、またオレゴン州の州の旗(裏側)と、同州の別称「ビーバー州」にも、その歴史的な名残をみる事が出来ます。

オレゴン州旗ビーバー

オレゴン州旗ビーバー(裏面)

 

ビーバーは、カナダに住むFirstNationsのトーテムポールとしても彫刻されています。

Beaver Totempole Canada

(やはり長い歯とシッポが特徴ですね)

世界最大のビーバーダムは長さ850m、カナダのアルバータ州に!!

さて、最近あらためて注目されるビーバーのダムですが、最大でどれくらい大きなサイズかご存じだったでしょうか? 20m?50m? いえいえ、とんでもなく壮大なサイズ!

現在で確認されている世界で最大のビーバーのダムは、2007年10月にカナダ・アルバータ州のウッド・バッファロー国立公園内で発見されたダムで、長さは850mにもなります。(驚!)

この巨大なビーバーダムは宇宙からも確認できるサイズで、1970年代から建設が始められていて、親子孫の数世代に亙って拡張され続け、今後も更に拡大を続ける可能性があるそうです。 さらにサプライズなのが、このダムが過去、付近で原油流出の事故が発生したとき、ビーバーダムとたまり水によって原油が周りに流れだすのをせき止め、付近地域を環境汚染の拡大から防いだ事実があるのです。(※)

ビーバーさん、ほんとにありがとう!!

※2011年4月29日にカナダ・アルバータ(Alberta)州で『原油のパイプライン破断事故』が発生。その後に同州環境当局者は、「ビーバーが作ったダムにより、被害も拡大せずに済んだ」との趣旨を公表している

こちらの画像をお借りしました。http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1272045/Eager-beavers-build-giant-dam-Hoover-proud.html

850m巨大ビーバーダム

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1272045/Eager-beavers-build-giant-dam-Hoover-proud.html

最近、ビーバーは流水音を探知すると、そこに本能的にダムを作ることが分かってきたそうで、流水音を人工的に発生させダムを作る場所を人為的に調整する試みが行われているそうです。

 

個人的にはビーバー大好きで、自宅近くのバーナビーレイクにいつもビーバーを探しに行きますが、警戒心が強いらしくまだ本物が泳いでるのは一度もみた事がないです。(涙)

話が違いますが、オーストラリアのカモのはしと尻尾が同じかたちなのが、やたら興味を惹かれます。(もしや親戚なのか?)

水で泳いで気持ちよさそうですねー(きっと、こんな感じ)

Beaver in the Water

Beaver in the Water

 

これがビーバーのダムです。 当のビーバーは人間さまなぞ関心なしで、今日もダム建設でせっせと働いてます(笑) そんなビーバー達がはたして浄化効果を得られるダムをどんどん計画的に作ってくれるのか?専門家は、ビーバーダムの実用性に懐疑的ですが、、、

 

Beaver natural dam

Beaver natural dam

 

しかし、ビーバーのダムが川の汚染フィルターに使えれば、これは自然環境問題で脚光を浴びそうですね!そうなるとカナダのビーバーがふたたび注目される日がまもなく来るかもしれません。

(余談)

米国アラスカ州のビーバー村は、1907年に金のゴールドラッシュで、金の採掘に訪れた、日本人フランク安田が村をつくりビーバーと命名したそうですよ。フランク安田はその活躍から「ジャパニーズモーゼ」あるいは「アラスカのサンタクロース」などとも呼ばれたそうです。(Wikiより引用)

BeaverAlaska

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