(のっけから、アマゾンロッカーのお話です。)
先日、久しぶりに自宅近くのスーパーのWholeFoodsへぶらっと入ったところ、お店の入口にドーん!!と、米国ネット通販のアマゾンロッカーが置かれていました。
こんな感じで入口はいると、目立つ場所に設置され、かなり存在感あります。
「あれ?前からロッカーあった? アマゾンは、荷物一時預かりサービスもするの?」 (そんなハズない・・笑)
そんな感じで、スーパーにいきなり置かれたアマゾンのロッカー用途がわからずに・・・でも、なんとなく気になりながらも買い物を続行ですー。 よく量販スーパーとか万引き防止のためにお店に入る前に、個人の手荷物などを入口のセキュリティロッカーに預ける場合もあるので、それと同じかなーなんて考えていました。
で、、突然ヒラメキました!
そうか!お客がスーパーでアマゾンで注文した荷物を受け取りするんだ!!
このアマゾンロッカーは Amazon.comで買い物をするとき、自宅ではなく指定するアマゾン・ロッカーで荷物を受け取れる2011年から始まったシステムだそうです。
いやーひと昔のデジタルデバイドならぬ、AMAZONデバイドになるところでした。(笑)
それはそうと「なんで?スーパーで荷物受取る必要があるの? 自宅へ宅配すれば、わざわざスーパーまで荷物を取りに行かないでも・・・」 と、読者の方も素直に思うのでは、、、
そうなんです、カナダ(北米)では、宅配サービスにはちょっと複雑な事情があるのです。
日本なら送った宅配荷物はよほどの事がないかぎり100%手元に届きます。それが当たり前。
しかし、実際にカナダへ住んでみて、送ったはずの荷物が途中で無くなってしまう、または自宅へ荷物が届いたはずなのになぜか受取れないのです。これ、たまに起きるのです。
実は、北米では宅配の荷物を届ける、この「届け」が、日本の宅配サービスとは考えが違っていて、
簡単に言えば、カナダでは一般的に、『荷物を、家の敷地内または玄関扉の前へ置けばOK。直接本人が受け取らないでも「届け」完了です』 (えーっ!て感じですよね)
なので、宅配担当者が荷物を手渡しぜずに玄関前にポイ!とそのまま置いてしまうのです。ちゃんと在宅中なのに置かれちゃう事も、、(汗)
こんな感じで、ドアの前に置かれてあります。
時たまドアベル鳴らし、「荷物ですよー!」と、手渡ししてくれる親切な方もいて、なぜか嬉しかったりします。それが北米の普通レベル。日本のようにかならず配達員が在宅中に来てくれたり、わざわざ電話まで「いまから届けます―!」なんてサービスは100%ありません。(笑)
※手渡しする宅配業者サービスも有ります。自分の家ではPercolatorを使って居ます。 大事なものを送るのであれば費用をかけて必ず手渡しして届くサービスは安心です。
さて、大体こんな感じなので、せっかく送った荷物がいつの間にかなくなってしまう。その原因も、日本ではおそらく考えられないのですが、
そして玄関前のポイと放置された人の荷物を、誰かがそのまま持っていってしまう。 そう置き引きで盗難されちゃうんです。
こちらは荷物が届いた2,3分後に盗難された映像が、地元TVでも取り上げられました。
これじゃ簡単に盗んでくださいっていうようなものに見えてしまうのは、私だけでしょうか。それも、かなりの宅配荷物が北米中で盗まれているんじゃ、、もし無くなれば通販会社も弁償する被害も大きいですよね。
アマゾンのWebサイトでも軒先に置いた荷物を盗まれた時の手続きが動画で案内されてます。
盗難の対処の動画に続いて、その次にはすかさずアマゾンロッカーの説明動画をもってきてますので、かなりアマゾンも盗難に困っている様子がわかります。
宅配荷物は実際に手元に受取れるまではなかなか気が抜けません。(笑えません)
そんな状況ですから、ちゃんと荷物を受け取れるアマゾンの受取ロッカーはアマゾンのヘビーユーザーにはかなり喜ばれるのかもしれません。
そういえば、最近は日本でも宅配の受取BOXが話題になっているそうですね。
まあ、それでもカナダなら宅配BOXごと持ってゆかれてしまうかもしれませんが(笑)
ちなみに、北米での荷物紛失がどれくらい多いかを、「Amazon Missing Package」と「アマゾン 荷物 紛失」で、Google検索結果をそれぞれ見てみて
Google USA/Canada 結果ヒット数 約 416,000,000 件
Google 日本 〃 約 434,000 件
すごっ、北米と比較して日本は約1000分の一しか検索結果ヒットしません。(それだけ荷物デリバリーの盗難の関連するWeb情報コンテンツが少ない=日本は盗難が少ない。逆に北米では、それだけ困ってる大勢の人がいる事実が!?)
やはりこれを見ると日本の宅配サービス(ヤマト、ゆうパック、佐川急便ほか)は、世界一の品質サービスなんですね。
という事からすると、近くのWholeFoodスーパーのアマゾンロッカーが置かれたのは、アマゾン自身が配送クレームを減らすのも、その大きな理由の一つなのかもしれません。
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最後に、今回下記テーマを執筆中に、アマゾンロッカーへ脱線してしまいました、、笑 次回は、アマゾンも含め、いま地元スーパーで繰り広げられる宅配サービスをお届けします。
100年続いた顧客セルフ式の販売方法の、米スーパー業界がいよいよ宅配サービスをスタート!!
カナダ最大LoblawGroupが、米Walmartとアマゾン買収のWholeFoodsを一歩リード
さて、前置きが本題を逸脱し長くなってしまいました。肝心のスーパー業界の宅配サービスが、いよいよ本格化しだしました。 冒頭にもあるとおり、丁度100年前の1916年に
いま、バンクーバーでは最大手スーパーチェーン「Loblaw」と、アマゾンの「WholeFoods」そして小売り最大巨艦のWalmartをふくめたスーパー同士の顧客獲得合戦が激化してきています。
その中心サービスとしてマスメディアが注目しているのが、生鮮食品の宅配サービスです。 日本では、生鮮だけじゃなく、すでにコンビニエンスストアでも宅配OKですよね! しかし前述のアマゾン荷物すら届かないことあるカナダなんです(笑)
それでは、、