いよいよ、2018 FIFAワールドカップロシア大会がスタートしましたね。初戦強豪コロンビア戦に見事勝利生まれ変わった日本選手たち!ほんと素晴らしい!!興奮しながら試合の様子をTVにくぎ付け、どれも目の離せない試合ばかりで、すでに熱中して寝不足になっている方も多いのではないでしょうか。
さて少し気が早いですが、8年後、2026年の開催地は、「カナダ・メキシコ・アメリカ」での共同開催が決定したことはご存知でしたか?
史上初3カ国共同開催、出場チーム数も大幅増加
現在開催中のロシア大会開幕に先立ち、6月13日に国際サッカー連盟(FIFA)の総会がモスクワにて開催されました。同じく立候補していたモロッコとの招致合戦を勝ち抜き、有効投票数の67%を集めて、史上初となる3カ国での共同開催が決定されました。
複数国による共同開催は2002年の日韓大会ぶりです。
メキシコとアメリカは過去に開催したことがありますが、カナダでは悲願の初開催となります(女子ワールドカップは2015年に開催)。
出場チーム数には大幅な変更があり、次回2022年カタール大会までの32チームから16チーム拡大され、48チームとなることが確定しました。
地域ごとの出場枠を今大会のグループリーグ出場チーム数と比較すると、
アフリカ(CAF):5→9
ヨーロッパ(UEFA):13→16
南米(CONMEBOL):5→6
北中米カリブ海(CONCACAF):3→6
アジア(AFC):5→8
オセアニア(OFC):0→1
そしてプレーオフで2チームを選出する計画となっています。
北中米カリブ海地域には3つの開催国枠が含まれるので実質倍増しています。
まだ確定はしていませんが、決勝トーナメントの枠は従来同様の16チームのままのようです。
開催都市は16都市、全80試合
開催都市として立候補している約7割はアメリカ国内で17都市、カナダとメキシコはそれぞれ3都市ずつとなっています。
開催都市数は16都市とされており、カナダとメキシコの各立候補都市はこのまま決定との予想がなされています。
つまりアメリカ国内の立候補都市が10に減ってしまうことになりますので、各都市で誘致活動が活発になりそうですね。
最も北に位置するのはカナダのエドモントン、南はメキシコの首都メキシコシティで約4,700km離れており、最西端のサンフランシスコと最東端のボストンではなんと約4,900kmの距離で、飛行機での移動時間は6時間半を超えます。また、時差も3時間あります。
試合会場となるスタジアムは現在使用中で、その多くに拡張計画があり、最も小さな会場であるトロントのBMOフィールドでも4万5000人(拡張後)を超える十分なキャパシティを備え、もちろん設備も申し分ないスタジアムです。
立候補している各都市はいずれも大都市ですので、選手たちにとっての環境も全く問題がないでしょう。
ただ、これだけ広域での開催となると、参加チームは試合会場を考慮に入れたキャンプ地選びに頭を悩ませることになりそうですね。
試合数の合計は80試合で、その内訳は、アメリカで60試合、カナダとメキシコで20試合をそれぞれ分け合うことになっています。
なお、決勝、準決勝、準々決勝はすべてアメリカでの開催となる計画のようです。
FIFAランキングと今後の活躍への期待
今大会でグループリーグまで勝ち上がったのはグループFのメキシコのみで、6月7日発表の最新FIFAランキングは15位です。
今回惜しくも予選落ちしてしまったアメリカは25位、カナダは79位です。
ちなみに1位はドイツ、日本は61位となっています。
メキシコのこれまでの最高成績はベスト8、アメリカは1930年のウルグアイ大会で3位という成績を収めていますが、カナダは1986年メキシコ大会の3敗でのグループリーグ敗退にとどまっています。
開催国枠でグループリーグには無条件で進出できますので、ぜひカナダには1勝、いや、ベスト16を狙いにいってほしい!
身近なあの会場が8年後の熱戦の舞台になると思うと、その熱狂を思い浮かべると、、わくわくしてしまいますね!より今大会の応援にも熱が入りそうです。
果たして、優勝カップは誰の手に……?
(記事の参考元)
LIFEVANCOUVER「祝【2026 FIFAワールドカップ(W杯)】3カ国共同開催地のひとつにカナダが決定!!」(2018.6.22 accessed)
http://lifevancouver.jp/2018/06/news/140552.html
CBSSPORTS.com「World Cup 2026: What are the host cities in USA, Mexico and Canada going to be?」(2018.6.22 accessed)
FIFA Ranking.net「最新FIFAランキング」(2018.6.22 accessed)