世界をひろげる教育事情 自立心、教科書なし、したいことをとことんさせる変わった教育法

オルタナティブ教育
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『この子にチャンスを与えてほしい!!』  カナダに来てすぐの頃に、子供が英語がわからず詰まってしまった時に、まず学校の先生から言われた言葉です。10年以上もたった今でもはっきりと残っています。

今回は世界のオルタナティブ教育について取り上げようと思います。日本でも最近だんだんと耳にする事が多くなっている新しい教育カテゴリーです。社会の急速な情報化と技術が進歩し変化する中で、いままでの座学で画一的な事項を覚える(記憶力)が中心だった旧来の教育システムから大きく変化しています。(また教育を受ける側の意識も、実際に変わりはじめています)

今回、ジェフ・ベゾス(Amazon.com創立者)、  サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジ(Google共同創立者)が受けた

自立を育む モンテソーリ教育法

など、興味深い教育法もあります。

近い将来、すでに新しい社会にいちはやく適用化した子供達に、日本の学校教育が見放されてしまい、能力がありできる子達は、オンラインで世界と繋がって最先端の教育に参加するなんて事が当たり前の時代になるだろうと、、 前置きが長くなりましたが、

こちらをぜひご一読ください。

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ある友人が「子どもをとある公立小中学校に通わせるために家をたてる場所を選んだよ」と話をしてくれます。都心ではありません。地方での話です。その学校は独自のカリキュラムで有名でした。

またバンクーバーのある友人は家庭で教育をするホームスクーリングを選択しました(日本では未認可です)。

ご自身が住まわれている地域ではいかがでしょうか?またご自身が生まれ育ったときと比べていかがでしょうか?少なくともわたしが幼少のころに「学業のレベル以外に子どもの教育を選択する」考えは一般的ではありませんでした。世界情勢が日々変化する中で生き方が多様化し、そして子どもの教育にも多様化が広がっています。

今回は、日本でもみられるモンテソーリ、シュタイナー、サドベリースクールについてご紹介します。いまの世界を牽引するあの著名人もこれらの教育法で育っているようです。

オルタナティブ教育?

まず最初にこれらは「オルタナティブ教育(英: Alternative education、代替教育)」の一つとして捉えられます。

オルタナティブ教育とは、「非伝統的な教育」や「教育選択肢」とも言い、主流または伝統とは異なる教授・学習方法を意味する。オルタナティブ教育の対象は幼児(園児)・児童・生徒である。オルタナティブ教育方法の多くは、主流・伝統的な教育とは根本的に異なる哲学に基づいて発展したものである。wikipedia
 

モンテソーリ教育やシュタイナー教育は世界で著名な教育法です。一言では語りきれない奥の深さをもっており一種の「哲学」であると評されます。海外の著名人が自ら卒業したケースだけでなく、今も彼らの子どもたちがこれらの教育法のもとで成長しています。真偽のほどは定かではありませんが同じ教育法で育った人たちには共通のシンパシーが宿り、互いにわかる(理解できる)との話があります

 

自立を育む モンテソーリ教育法

モンテソーリ教育法は、20世紀初頭のイタリア医師・マリア・モンテッソーリさんによって考案された教育法です。貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特の教育法が完成されました。

著名人 : ジェフ・ベゾス(Amazon.com創立者)、
  サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジ(Google共同創立者)など多数
 
モンテッソーリ教育の基本は、「子どもは、自らを成長・発達させる力をもって生まれてくる。 大人(親や教師)は、その要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考え方にあります。 モンテッソーリ教育の目的はそれぞれの発達段階にある子どもを援助し、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける姿勢を持った人間に育てる」ことです。

モンテソーリ教育法の特徴のひとつに「教具」と呼ばれる木製玩具があります。教具の形、大きさ、手触り、重さ、材質にまでこだわっています。子どもたちが暗記でなく経験に基づいて質量や数量の感覚を養い、また感じとれるものを表す言語教育(形容詞)がなされるよう配慮されています。個の確立から他者との違いを認め、協力しあうことを目指します。

 

教科書もテストもない シュタイナー教育法

シュタイナー教育法は、20世紀初頭のオーストリアの哲学者・神秘思想家ルドルフ・シュタイナーさんによって考案された教育法およびその思想です。芸術・自由教育の象徴的存在とされ日本では知識偏重の受験教育に対する代替として注目を集めています。

著名人 : ケネス・シェノルト(AmericanExpress CEO)、
  ジェニファー・アニストン(女優)など多数
シュタイナー教育が目指すもの「自由への教育」
自分の欲や利害を超え、本当に大切なこと、自分の成すべきことを選択し、実行していける人間をシュタイナーは『真に自由な人間』と呼びました。シュタイナー教育が「自由への教育」と呼ばれるのはそのためです。 NPO法人京田辺シュタイナー学校

教科書は与えられません。自分が学んだことをまとめたノートが自分自身の教科書となります。またテストはありません。子どもは点数で評価されません。教室はファンタジーの世界のように柔らかい雰囲気で作られています。TVキャラクターやプラスチック製品はなく、木や布のおもちゃが基本です。心と体を含めた全人教育を目指しています。子どもの可能性を考え、伸び伸びと育てることを大切にします。

 

したいことをとことんやる サドベリー教育法

サドベリー教育法とは、1968年にアメリカ・マサチューセッツ州のフレイミングハムで創設された私立校:サドベリー・バレー・スクールの教育方針を実践する教育法(学校)です。アメリカ合衆国・カナダ・デンマーク・イスラエル・オランダ・オーストラリア・ベルギー・ドイツなどに学校があり、近年日本でも開校されています。

東京サドベリースクールには授業がありません。テストもないし、人から指示を受けることもありません。クラスも学年もチャイムもありません。誰かの用意した選択肢の中から選ぶのではなく、まったくゼロベースの中から、自分の好奇心を追及しつくしたり、自分たちに必要なシステムを、自分たちで作り上げたりしています。つまり生徒たちは、自分でやりたいことや必要なことを見つけ出し、それを好きなペース、好きな方法、好きな人たちと共に活動しているのです。
東京サドベリースクール

作家の本田健さんが実際に子どもを通わせオススメしていることもあり日本でも広がりを見せています。授業もテストもない「したいこと」を起点に徹底的にやってみる教育法といえます。「人は本当にやりたい、必要だと感じたときに一番よく学ぶ」という考え方を大切にしており、大人たちはその環境を整え見守ります。

 

最後に、、、

これらの教育法は一時的な流行りでしょうか?卒業生は少数派の異端児でしょうか?では世界的にみて伝統的な教育とは何でしょうか?そもそも教育とは何なのか、その問いに至らざるをえません。

未来は明らかではなく日々の進歩も早いです。旧世代となるわたしたちが子どもへ残していけるものは表面的なものではあってはいけないはずです。その変化に対応できる柔軟性や、変化に対して揺るぎない芯となる考え方こそがこれからを生きる子どもたちには必要となってきます。これらのオルタナティブ教育の広がりはその模索のあらわれではないかと考えられます。

これらの低年齢時の教育に比べ高等教育の違いは認められているところです。質がわかりやすいといえます。では何ができるでしょうか?できることは子どもたちが高等教育を希望したときにより質の高い教育を得るチャンスを用意しておくことに他なりません。

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