日本の学資保険はない?カナダの子供の教育資金の貯め方

学資資金積立プラン
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カナダで第一子を出産し、初めての育児であたふたした毎日を送っているアラフォー新米ママです。あっと言う間に娘が7ヶ月になってしまい、時間の流れの早さに驚いているのと同時に、すんごく焦りだしていることが。それは、

子供ができた親ならだれしもが考える「あのこと」です。
そう、「学資保険」のことです。学資保険の仕組みは全く知らないけど、なんだかみんながやってそうだし、親になったらすぐに入らなければいけない保険 No1 というイメージってないですか?わたしはそのイメージがあり、もう7ヶ月が経ってしまったことになんだか焦り出しているのです。

カナダは学資保険がない?!

そんな訳で、カナダの学資保険について調べるとなんだか日本のそのものとは全く別ものだということがわかりました。

カナダで日本の学資保険に似たものを探すと「RESP」という言葉が出てきます。これは「Registered Education Savings Plan」の略で「学資積立プラン」と言う意味です。RESP は日本の学資保険とは全く別物で、カナダ政府が作った子供が大学や専門学校などに進学する費用を貯める「貯蓄口座」のことなんです。

「政府がつくったプラン」って聞くとなんだか安心ですよね。しかも、この RESP のすごいところは、毎年積み立てた額の 20%(年 $500 まで)を政府が支給してくれるんです!!
$2500 を RESP に積み立てればなんと $500 も政府が支給してくれて、実質 $3000 を一年で積み立てれることになる魔法のようなプランです。

”20% ってすごいですよね。カナダ政府、太っ腹です!“

この太っ腹プランのことをもっと知りたくて、先日ファイナンシャルアドバイザーの方にお話を聞きに行ってきました。

その方によると、RESP は「国の将来のため、高等教育で学んで優秀な人材を育成したい為に政府が 1998 年から始めた積立プラン」ということなんです。

だから、国から補助金が 20% も出るんですね。納得!それ以前はやはりカナダ人、貯金をする人が少なかったそうです。もし優秀な人材がいても貯金がなくて進学したくてもできない、そういう状況を減らしたいという目的なんですね。日本人が貯金体質でなければ、日本政府もこのような補助金を出してくれたかもしれませんね(笑)

ファイナンシャルアドバイザーの方に伺った RESP のポイントを以下にまとめてみました。

RESP の 18 年後の成長率は?

一番気になるのが、18 年後、子供が進学するときにいくらに増えているかですよね。カナダにも児童手当があり、その額を RESP に積立をすれば、年に $2500 は厳しい金額ではないので、毎年 $2500(月約 $208)を 18 年間、一般的なローリスク運用 年 5% で試算してみると…
$45000 の積立額がなんと $84229 までに増えています!約二倍に!これだけ増えれば娘の進学費用はほぼ安心かな?といった印象です。

↓ちなみにこちらは1歳になってから始めてた場合。一年の差で約$10,000も違ってしまうなんて。18年の月日ってすごい!

TD bankのサイトから簡単に試算ができます↓便利!

Education Savings Calculator | TD Canada Trust

TD Canada Trust’s Education Savings Calculator helps you determine how much you can save for your child’s education & future. See how TD can help you reach this goal.


あと、このサイトでは18年間毎年$2500を貯めて年5%で運用したときの表がありました。イメージしやすい。

裕福でないからこそ運用して資金を増やす

カナダの大学の授業料も日本と同様に年々値上がりしています。
こんな表がありました。私の娘が大学に行くことになればなんと学費は今のほぼ倍以上に!
毎年だいたい 4% ぐらい学費が上がっているようです。この表を見れば、裕福でない私の家庭では普通に銀行に貯蓄してるだけでは学費はとうてい準備できないということがわかります。もし実家以外から通学となったら、最悪です(涙)

この記事↓の中にカナダの平均学費が載っていて一年約$6,300(2017年)だそうです。今後10年で40%もアップするとなったら、、、一年に$10,000以上は飛んでく覚悟をしなければ。。。(給料もそれに比例して上がってくれるのかなーー?)

University tuition fees in Canada rise 40 per cent in a decade

University tuition fees keep rising relentlessly across most of the country, Statistics Canada announced today. On average, undergraduates pay 40 per cent more in tuition than they did 10 years ago. The average undergraduate paid $6,373 for the 2016-17 year, close to a three per cent increase from 2015-16.

投資は長期で行うとマイナスにはならないらしい

なので、北米では一般の人でも長期運用して増やしていくのがごく当たり前なんですね。学費は年 4% ずつ上がっていくのに、貯金の利子は 0% のままなんて考えたら、運用して増やしていこう!と思えるようになりました。

ファイナンシャルアドバイザーの方によると、投資は長期で行うとマイナスにはならないんだそうです。短期で投資をしてしまうとリスクが大きいことはあるけれども、18 年などの長期だと必ずプラスになっていくというのです。成長グラフをみたり、その話を聞き、運用に対する不安は格段に減りました。

RESP は 1998 年から始まり、毎年の受給者が年300万人以上へ、運用資産残高も過去10年間で3.2倍へ、増えているそうです。RESPに加入する場合は、市内のRBCやTDカナダトラストなどカナダ大手銀行などで申し込みを行う事ができます。

日本の学資保険の返戻率の低さに驚く、私

姉にも子供が二人いて、姉は学資保険に入っているようです。日本の学資保険の返戻率ってどのくらい?って聞いたら 103% とのこと。カナダの状況を知っている私はその数字にびっくりしてしまいました。だって同じ 18 年間預けるのにたった 103% って。。。

そのプランは約 290 万積み立てて 300 万もらえるものだそうです。18 年預けて約 10 万しか増えないってやる意味はあるのかな?と日本の学資保険の仕組みを知らない私は思ってしまいました。

気になって日本の学資保険についてみてみると、学資保険は結局は「保険」商品なので、万が一、積立途中で親になにかがあって支払いが継続できなくなった場合などの特約が色々ついているんですね。

日本の学資保険は進学費用を準備する目的ではない?

今まで「子供ができたら学資保険には必ず入る」って思い込んでいたけれども、純粋に「高額な進学費用」を貯める目的では「学資保険」は全く意味が無いんだと言うことを今回初めて知って、少しショックでした。学資保険に入れば進学費用をほぼまかなえる位のものかと思っていたので。

進学費用を真剣に準備したい場合はカナダ式の RESP でしっかりと積立していき、運用して増やして行く方が理にかなっているように思うのは私だけでしょうか?超高額な進学費用を貯めるのに、死亡した際のことなどの「万が一」に備えてなんて考えている余裕は私には無いです。娘が 18 歳になって進学するまで、元気に働いて行くぞという気で満々です(笑)

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