<本人インタビュー>カナダのハイスクール生活とは、楽しさ、責任感、独立心、世界からの仲間と知り合うチャンス

カナダのハイスクール生
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小学校から、本人インタビューのつづきです。

 ハイスクールに入ると、、まず学校が全校5-12年生の5学年の数が1500人で大きい。

1学年300人前後で中高一貫の教育システムでした。なので見た目に、まだ小学高学年くらい? という可愛い生徒から見た目が大人の生徒も一緒です。

特に女の子は、当たり前にお化粧して、着てる服もお洒落な格好で登校します。中にはモデルみたいな子もいて、家内がしばしば「男のとか、ほんと目のやり場に困るんじゃない?」ほんとに大人の女性です、、日本だと制服があたり前ですが・・(笑)

カナダのハイスクール生活はいったいどんなだったのか? 本人に聞いてみました。

<以下、インタビュー>

私服が派手な子とか、学校で注意されないの?

別に先生にも注意されないし、だって授業には直接影響ないよね。ってこと

着るものとか、各自で判断しなさいっていうのが、カナダの学校の基本の考え方かな?

じゃあ、細かい注意とか言われないんだ、

ただ、いちど たまごっち事件があって、

クラスの80%くらいが、たまごっちを持っていて、授業中にうるさくて、さすがに先生からクレームで持ってくるのを禁止になったことがあった。(笑)

その他は、学校では細かい事でいろいろ言われないし、本人の判断に任されてるから、自由な雰囲気だよね。

 

クラスで決まりごととか、学校での規則は?

あと、昼のランチは、雨でも外に出される。教室に残ってると「外に出て遊びなさい」って、、先生が教室をロックして入れない。

みな雨の中で、びじょびしょで遊ぶよ。ランチ終わって教室戻れば、室内はあったかいから服がぬれててもすぐ乾くし、、自然乾燥だね(笑)

天気が雪でも?

  そう外で遊ぶよ、ただ冬の雪の日は、学校を休んじゃう子が結構いたね。

 

授業のカリキュラムは、どんな感じか教えてくれる?

自分のハイスクールでは、基本科目のコースが2つあって、 まず、授業のカリキュラムは、大きくD1,D2に分かれていて、D1に4科目、D2も4科目、合計で8科目あって、それが毎日D1とD2が交互に入れ替わる、

たとえば第一週目が、月曜D1だとすると、翌日の火がD2、そして翌週の月がD2、火がD1という順序で交互に進む。

 

担任クラスが同じ、友達が一緒になる?

ハイスクールでは自分の担任クラスというのがなくて、すべてD1,D2のクラス毎に、 仲間も入れ替わる感じ。おそらく日本の大学と同じなんじゃないかな? 

 

必修科目以外は、どんなクラスとかあるの?

必修の以外にも、クラブ活動のクラスや、アート芸術、オーケストラ音楽、コンピューターサイエンスなども自由にクラス選択ができるので、自分がやりたいと思えば、必修で空きの時間があれば積極的に選べるね。

 

クラス選択の時とか、だれかに相談できるの?

ハイスクールには、各学年ごとにカウンセラーが1名いて、生徒がカリキュラムを選ぶ時や、また学期中に変更したい時、それ以外の学校や個人的な困りごとあれば、アポをいれて相談できる。 

ただ学年全員200-300人に一人だからアポいれ競争がけっこう厳しいー。

カウンセラーは、どんな人がなるの? 

カウンセラーは、学校事務で専属の人がなる場合と、学校の先生が掛け持ちでやってる事もある。

どんな相談内容でも気軽にできる?

相談する事は、授業カリキュラムだけとは限らず、卒業をひかえた12年生になると、学校とは関係ない、社会へ出た後の大人として役に立つ経験アドバイスや、行動マナー注意も、だから人生相談にも積極的に乗ってもらえるよ。逆にその方が、カウンセラーも積極的に教えてくれるね。

相談してしばらくして、大丈夫か? って、連絡がくることもしばしば、、、

 

カナダでは何年生あたりから、自分の方向性を決めるの?

学校に行ってた感じで、10年-12年生(最終学年)で決めてることが多いかな。

大学に行くか、いちど働いてから大学へ行くか、どちらもしないで自分で世界を旅行する人もいたり、、人によってさまざまな進路がある。

ハイスクール卒業すると、どんな進路へ?

自分の学年では、全体60%が大学へ進学し、40%が仕事に就いた。またストレートに大学に行かずに、”GapYear”と言って、自分のやりたい事をはっきりさせる期間をもうけて、 自分の意志を第一に尊重して進路を決める人も。

 

自分の大学を決めるのに、知る機会ってある?

最終学年12年生になると、1-2月にBC州の各大学が在校生がハイスクールに来て、

新入生向けにオリエンテーションを開催してくれるんだ。

いつごろ、オリエンテーションがあるの?

大学の入学時期は9月スタートだから、6月の卒業までに各大学へアプライして入学の可否を判断される。 

あとハイスクールごとにオリエンテーションに来てくれる大学が違うこともあるので、 そのときは、自分の希望する大学が開催しているハイスクールへ足を運んでオリエンテーションを受ける事になる。

 

大学以外には、、?

総合大学だけでなく、アート芸術のカレッジ(エミリカー)や映画制作の映像フィルム専門学校のオリエンテーションもある。

企業インターンもある?

あるよ。ハイスクールには企業へ実習できる科目も用意されていて、仕事を目指す人への職業訓練もできる。知ってる仲間もウォーターフロントの水上飛行機のサービスフライト会社で仕事したって言っていた。

 

ハイスクールで楽しかった事は?

バンドトリップで、学校のオーケストラの宿泊遠征かな? 9年生はバーノン、10年生がロッキーバンフで、12年生はヨーロッパのルーマニアに遠征した。  

なるほど、それ以外では?

ハイスクールには、アウトドアカウンセリングといって、ハイスクール生徒が小学生の 面倒やカウンセリングを担当するカリキュラムもあって面白かった。

ハイスクールの間に、もっと参加したかった事はある?

デジタルアーツ(DMA)は、演劇ドラマのクラスで、もっと参加してみたかったなー。あとアートメタルで自分でジュエリーや装飾をデザインできるクラスも興味あった。

それぞれのクラスに監督者の先生がいて、いろいろアドバイスをしてもらえる。

楽しかった学校イベントとか?

12年生では、KidnapDay(連れ去りデー)というイベントがあって、女の子たちが男の子の家へ行って、女装させて、そのままさらってくる遊びもあって、翌日は女装のまま学校へ登校するんだけど、クラスの周りの喝采をあびて、みんな大騒ぎ、、笑

あと、バンクエットも、日本ではない学校主催イベントで、簡単に言えば、ダンスパーティー、ただしダンスの相手が学生でなく、自分の親と。女の子は父親と、男の子は母親とダンスをする。

これは、親も生徒も結構もりあがる(自分の妻も喜んでました)

卒業後も、自分の家にいるの?

ハイスクールを卒業すると、自分の家を出て、仲間とルームシェアして仕事につく生徒もかなり多いよ。やはり在学中に、およそ家庭の4割が両親が離婚していることもあり、

大人として独立(Independent)が求められるのが基本だという実情も。

アルバイトはできる?

カナダでは9年生から仕事できるから、アルバイトや、ミュージシャン志向の生徒とか夜のBarやクラブ演奏したり、あとボランティアもよくやってる。

ハイスクールの生活では経験できなかったけど、やりたかったなーと思う事は?

日本の高校の文化祭を経験したり。あと高校生の制服も着てみたかったな。

カナダには日本の文化祭みたい全校一斉で何か行事やるっていうのはないからね

カナダ人は、どんな性格なの?

優しい(Family)、気さく(Frank)で めんどうはみない。(笑)

ただ面倒見ないのは、ひとりひとりが人から独立(Independent)してるからだと思う。

カナダの学校を日本の人へ勧めたい?

カナダは、何かを見つけたい人にとっては良い国だと思う。あと国を越えて、世界のいろいろな国の人とのコネクションができる。ほんと英語圏だけでなく広い意味で世界へ出てゆける国だと思う。

以上でインタビュー終わり。 カナダのハイスクール生活って、なんだか楽しそうな感じだったですか?  

しかし、三男と違って、次男MSはかなり厳しいハイスクール生活を送ったみたいです。

こちらも、、辛口のインタビューを参考に、、

 → インタビューこちら。 

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