こんにちはー、夏の爽やかなバンクーバーから、今回は地元クリスチャンのプライベート学校へ通っている日本人の小学生の本人インタビューです。
彼の名前は昊(そら)君、カナダには日本の小学3年生の時に家族一緒に来ました。いまノースバンクーバーにあるプライベートスクールへ通っています。現在7年生です。
昊君とは、パパ友関係で知り合いました。
これまで公立学校の本人インタビューでしたので、今回はプライベート学校の様子をお知りになりたいという日本の方へ、現地でどんな感じかをお知らせしたいと思いまとめてみました。
またインタビュー内容は、編集せずにそのままの感じをお伝えしますので、ぜひご覧になってください。
当日に家にお伺いした時に、ちょうど散髪を終えてすっきり! すでにインタビュー前からカナダの楽しさが伝わってくる雰囲気でした~(笑)
それではこちらどうぞー!
まず、はじめて日本からカナダに来たときどう思った?
「カナダって、日本とぜんぜん違うし 最初ビックリした!」
英語は話せたの?
「ぜんぜん出来なかった」
じゃあ、はじめて学校に行ったとき、英語できなくて、とても不安だったでしょう?
「うん、だけど1日目から、ちゃんとクラスメートが必ず一人そばについてくれて、いろいろと面倒みてくれたから安心したよー」
「もちろん、英語できないから相手が何言ってるか理解できかったけどね、、、笑」
プライベートの学校って、どんな生徒が来てるの? いじめとかある?
「学校にきてる生徒は、ほとんど地元に住んでるカナダの家庭の子が多いね。日本人は僕一人だけど、、、」
「いじめは、ぜんぜんないよー クラスメートもみな良い子だよ」
そうなんだ!それは良かったね! ところでクラスメートは男子と女子の割合とか、どんなかんじなの?
「学年によってだけど、クラスの男子と女子の割合はバラバラだね、、自分の学年クラスは女子が男子より多いね。」
「あと幼稚クラスでは、ほとんど女子で、のこり男子が4-5人で、女子がとても多いクラスもあるよね」
アジアから来てる生徒も多いの?
「同じクラスメートには、毎年韓国から来てる生徒も2,3人いて、でも1年終わると帰っちゃって、また次の別の韓国からの子が入ってくる。」
「あとイランや中東からの生徒は居ないかな。 中東はイスラム教だから クリスチャンの学校には来ないと思う」
そうだね 宗教が学校に来る生徒にも関係してるんだね
「でも、僕はクリスチャンじゃないけどOKだね。学校でも入りなさいって勧誘もないし自由だよ」
ところで、学校ってランチは皆、お弁当もって来てるの?
「ちゃんとした給食があって、オンラインで前に申し込みするんだけど、そうすると配達してくれるんだ。給食で選べるメニューはたくさんあって、日本の巻き寿司もあったり、それが美味しいんだ!」
(えー、カナダにも給食ってあったんだー。しかもメニューたくさんでお寿司が美味しい!正直いって初耳でした!)
じゃあ、公立学校みたいに各自が持参弁当で、他の人に食べられちゃう心配要らないね(笑)
クラスメートとケンカとかしたことある?
「僕はない、だけどクラスで一度だけ体育のホッケーの時間に、普段は優しいクラスメート2人が取っ組み合いで大喧嘩したことがあって、そのひとりが体がとっても大きくて、皆でケンカ止めようとしたんだけど、ぜんぜん無理で・・・」
「あとで、校長先生から2人とも注意された。ただ、その後が不思議で、大喧嘩した本人同士は、すぐ仲直りして仲良くしてるよ」
へえー、日本だったらそこまでケンカやったら、しばらくは口も利かなくなるよね。
ところで、一回ケンカすると学校を停学になるの?
「ケンカで3回注意されるとだね・・・」
話が変わって、毎日の授業について教えてほしいんだけど、まずは、しばらく英語に慣れるまではESLクラスにいってるの?
ESL: English as Second Language 母国語を英語でない生徒に、最初に英語に慣れさせる補強クラス。各人レベルによってESLへ行く期間も違う。
「うん、ESLに行ってる。 聞いたり話すのは問題ないけど、英語を書くのをレベルアップしないといけないからESLで勉強中」
学校以外にも、家でチューター(家庭教師)は付けてるの?
「最初の3,4か月だけ、いまはチューターは付けてない」
いままでの学校生活で、いちばーん楽しかったことは・・何かな?
「6年生にいった、学校の遠足!」
そう、じゃあ遠足について、もう少し教えて~?
「春ー夏休み前に、毎年遠足があって、普段はバンクーバー近くの遊園地(PNE)やミュージアム、少し遠くにあるWaterSliderのプールとか行ってる。特に6,7年生は、3泊でゆくキャンプがあって、バンクーバー島へゆく途中にあるフェリーで2時間くらいの島にクラス全員泊まるんだ。島につくとグループに分かれてアーチェリーや夜に鬼ごっこしたり、いろんなアクティビティができてほんとに楽しい!」
そりゃ、楽しそう!!(笑)
遠足の他にも、学校で行事はあるの?
「うん、運動会と他の学校対抗のアスリート競技会があるよ」
「日本だと運動会は、みなで順序よくちゃんと徒競走したりするけど、カナダのはSports Dayって言って、皆で参加する運動イベントみたい。自分が出たいのを自由に選んで参加する感じなんだ。だから決まってこれ出なきゃダメっていうのがない、基本は自由参加なんだよね」
「運動競技よりも、遊びにちかいゲーム感覚で、小さな幼稚園生でも参加できるから、やって楽しいよ」
へーえ、どんなのか?いちど参加してみたいかも・・・・(笑)
学校対抗の運動会もあるんだね。そっちはどんな感じなの?
「逆に、学校対抗のアスリート競技会は、全部で10校くらいのプライベート学校同士で競技をする本格的な運動会。各学校から少ないチームは10人くらい、多いチームだと100人くらい参加してて正式な競技種目に分かれてする学校対抗の競技会。だから自分の学校だけの運動会とはまったく違うね」
なるほど、他に面白い学校イベントとかある?
「ある! いまの学校では、日本じゃ考えられないけど、普段の日に仮装して学校へ行く日があって・・・ 少女ハイジのコスチュームで登校するHeidiDayや、
ポケモンキャラクターの仮装するPockemon Dayがあったり、あとCrazy Hair Dayや、Super Hero Dayとか、そうハロウィーンでハロウィーンの仮装もあるね、
あとパジャマデーもあった!(ふだんの寝間着のまま学校へ登校する)
生徒だけじゃなくて、先生もみな仮装してくるからね、、、Super Hero Dayは、先生はほとんどスーパーマンの恰好だよ(笑)」
それは面白いね、昊君の学校は、いっぱい仮装するチャンスあるんだねーーー(驚)
カナダの学校生活で困った事ってある?
「うーん、、、やっぱ英語かな? わからない言葉とか、テストの文に出て来ると、言葉の意味がわからないから答えられないよー。」
なるほど、一歩づつ勉強だね、(インタビューここまで)
さて、これでインタビューは終わりですが、どうでしたか? カナダの小学校の雰囲気が、皆さんにうまく伝わったら嬉しいです。
実は、インタビュー終わって帰ろうとしたら、昊君が学校の課題(宿題)をPCでやっているので、ちょっとのぞいてみたら大麻(マリファナ)について調べてました。(驚)
どうして宿題テーマ、マリファナにしたの・・・?
「こっちは自分でテーマを決めれるから。 いまカナダで解禁になったでしょ? 自分でいろいろ調べてみたいと思ったんだ」
そう、カナダでは先月6月12日に大麻の使用を、国として合法化したところです。
こうやって、小学生うちから、自分で宿題テーマを考えて、興味ある事を自分でしらべてまとめる。こういった自主性が基本スタンスの環境が、子供にとっても楽しくて嬉しいかもしれません。
今回インタビューしたそら君が通っているプライベートスクールは、こちらになります。もしご興味があればいちどHPをご覧になってください。
Lions Gate Christian Academy (英語のみ)
最後に、昊君からのメッセージで、今回のインタビューを終わりにしたいと思います。
「カナダに初めて来るのなら、最初はすごく広く感じると思います、なぜなら日本だと車の走るレーンが狭いけどカナダは、車が凄く大きいし、レーンの数が多いからです。カナダは凄くfreedom(自由) だと思います。例えば、日本だと公園や公共の場ではドローンは飛ばせません、だけどカナダは飛ばせます。スケートボードや、他にも日本では出来ない事がカナダだと出来ます。あと、個人的に僕は日本の学校よりもカナダの学校の方が好きです、なぜなら英語がわからなくても助けてくれたり、いい人たちがたくさんいるからです。僕は、カナダの方が良いけどお菓子とかは日本の方がイイです。」
カナダのプライベート学校は、一般の公立学校と比べても、親切でファミリーを感じます。たとえ海外生活が初めてで、英語がぜんぜんできないお子さんでもぜんぜん心配ないなーと思います!