育児初期から牛肉もOK!こんなに違う日本と外国の離乳食の考え方

海外育児離乳食
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カナダで初めて出産を経験した私。日本で育児をしている姉の姿を見たり話を聞いたりしていたので、カナダの育児は日本と比べるとだいぶ自由(笑)。

大雑把な私にはありがたい限りです。離乳食の進め方も日本とは違うので、新しい発見があるかもしれません。

カナダでの離乳食を始める時期

離乳食を始める時期は日本とほぼ同じ6ヶ月ぐらいから始めるのが一般的です。離乳食の完了は 12 ヶ月~15 ヶ月、遅くても 18 ヶ月までには完了しましょうとなっています。
赤ちゃんが以下の事ができるようになったら離乳食を始めていいサインとされてます。

●首が座って座れるようになったら
●スプーンを見て、口を開けれるようになったら
●食べ物を口に入れて舌で押し出さない

離乳食の量は赤ちゃん任せ

日本だとおかゆを小さじ 1 からそれからだんだん増やしていくというのが一般的だと思います。カナダの場合はなんと計らないんです!カナダでもらった離乳食の手引によると「赤ちゃん食欲を信じましょう。赤ちゃんはお腹が空いてるときとそうでない時を教えてくれます」
とあります。日本ように親があげる分を決めるのではなく、赤ちゃんが食べる量を決めるといった感じです。この点は大きな違いですね。

赤ちゃんがお腹が空いてる時のサイン

●食べ物を見せて口を開けるとき
●食べ物を下げると怒るとき

赤ちゃんがお腹が空いていない時のサイン

●食べ物を見せて口を閉じるとき
●食べ物を口に運ぶと頭をそらしたり、食べ物を押し戻したりするとき

離乳食、赤ちゃんが全く食べてくれなくて落ち込む時は、カナダ式の方法で「食べれくれないのはお腹が空いてないから、空けば食べてくれる」って思えればがお母さんの気持ちが楽になれますよね。

離乳食初期から牛肉?!意外にカナダでも豆腐は離乳食で大活躍

カナダの離乳食では「鉄」が入っているものを与えるように指導されます。生後6ヶ月頃までは体内に「鉄」が貯蔵されているそうですが、それ以降は離乳食から「鉄」を補充しなければ様々な病気にかかりやすくなってしまうそうです。なので離乳食初期に勧められてる食材にはなんと「牛肉」が!これには驚きました。日本だと牛肉は離乳食後期の 9 ヶ月ごろですよね。体格がいいカナディアンの秘密はここにあるのかもしれませんね(笑)日本でも牛肉のレバーは 7.8 ヶ月から OK となってますが、内臓系を嫌うカナディアン、赤みのお肉から鉄分を補給するんですね。
赤ちゃんの食欲に応じて 6-8 ヶ月は鉄分の入った離乳食を 1 日最低 2 回、9ヶ月以降は 1 日3 回にして1-2回のおやつをあげましょうとなっています。

●鉄分が入ってて推奨されてる食材

○牛肉、豚肉、鶏肉、ターキ、オヒョウ、タラ
○卵、レンズ豆、豆腐
○乳児用鉄補強シリアル(オーツ麦、大麦など)

乳児用鉄補強シリアルは便利

残念ながら、おかゆでは十分な鉄分が取れないそうです。そう教えてもらってから、私は「乳児用鉄補強シリアル」を使うようになりました。これがすんごく便利!日本で売ってる野菜フレークのような感じでオートミールがフレーク状になっているので、お湯でのばしてあげるだけ。オートミールの他に大麦、玄米もあります。おかゆをすり鉢でスリスリする必要がないのは本当に楽です!栄養面でも優れてるので、一石二鳥。

お水はマグではなく、普通のコップで

カナダではお家での食事の際、magmag のようなボトルではなく、コップで飲ませる事が推奨されています。その方が赤ちゃんの発育にいいそうです。はじめはコップにこぼしても平気なように少量入れてトレーニングしてくそうです。私の娘もこれを実践中で意外に上手に両手でコップを持って飲むので驚きです。

上手に飲んでくれるときもあれば、このようにただコップを噛みたいだけのときもあり。。。(笑)

あと、食べさせるものプレートにそれぞれ少し盛って赤ちゃんに見せて好きにさせるんだそうです。顔、体中がベトベトになるのは仕方ないそうですが、親からしてみたら後片付けが毎回大変ですね。でも食育にはいいそうです。

意外!カナダでもおせんべいスナックは人気

日本で赤ちゃんのおやつといえば白いおせんべいが有名ですよね。カナダでは売ってないだろうな、、、と思っていたのですが、グルテンフリーのお米スナックとして意外にも種類豊富でカナダの赤ちゃんの間でも人気のおやつのようです。りんご、バナナ、さつまいも味などがあります。これは嬉しい発見でした。

義母に教わったカナダの離乳食

夫の母に教わった離乳食はターキーや鶏肉のガラからスープを取り、そのスープでお肉や野菜を煮込みミキサーでペースト状にする方法です。北米の離乳食!って感じですよね。ガラをじっくり煮込んで作ったスープなので、大人が食べても美味しいです。感謝祭の時にはロースートターキーから出た肉汁とヤムをペースト状にしたものも作ってもらい、娘は喜んで食べていました。カツオ出汁でお野菜を煮て作ることしか知らなかったので、ガラスープや肉汁を使った離乳食を知れたのは新しい発見でした。

【おまけ話】カフェでアボカドをそのままあげているお父さん発見

友人と娘を連れてカフェで一休みしてる時の出来事です。私たちの隣に 1 歳ぐらいの女の子を連れたお父さんが座りました。お父さんはテーブルにタッパーを何個か出して子供のランチを用意し始めました。私は「お父さんえらいなー、ちゃんとランチのお世話もして、子守してるんだねー」って感心。そのタッパーになにかでっかい白い四角いものが入ってる。その白い物体がすごく気になっていたのですが、さらに注目することが!なんとお父さん、アボカド丸ごと持ってきてて、それを半分にカットしてスプーンですくって娘にあげていたんです。日本人の私には衝撃的すぎる光景。アボカドを切ってそのまま与えているなんて、なんてワイルド!その様子を見ていたらお父さんと目が合い、「赤ちゃん何ヶ月?」と聞いてきてくれ、話をすることができました。これはチャンス!私は「その白い四角いのは何ですか?」と聞いてみました。そしたらお父さん「tofu」との返答。あー、豆腐か!私の疑問は一気に解消。でもまさか豆腐を四角いまま持ってきて食べさせるとは、ワイルドすぎる!お父さんは「豆腐もアボカドも娘は大好きなんだ」と言いながらご飯をあげていました。娘さんも喜んでパクパク。カナダらしいとてもシンプルなランチですよね。アボカドを半分に切ってそのまま与える方法、私もぜひやってみようと思っています!

 

 

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カナダでアボガドを赤ちゃんにあげてるお父さんを発見

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